「アメリカ・LAでの仕事は今はない……」
2026年2月放送の『アナザースカイ』で、ゆりやんレトリィバァ(35)が吐露したあまりに切実な「本音」が波紋を広げている。
日本での輝かしいキャリアを捨てて1年、自腹で5ドルを払い、わずか15人の前でスベり続ける日々。
この泥臭い挑戦に対し、ネット上では「英語は下手なのでは?」「実は仕事があるというのは嘘?」といったシニカルな疑念も渦巻いている。
一方で、疑問として残るのが「なぜ仕事がない状態で、厳格なアメリカに滞在し続けられるのか?」という現実的な問題だ。
そこには、彼女が日本で積み上げた実績が可能にした「特殊なビザ」の存在と、芸人の枠を超えた壮大なプロジェクトが隠されていた。
本記事では、視聴者が抱く「英語力」「仕事」「ビザ」にまつわる3つの疑問を徹底検証。
番組の涙の裏側に隠された、ゆりやんレトリィバァの「本当の現在地」を解き明かす。
アナザースカイに登場した振付師TAKAHIRO(上野隆博)についてはこちらの記事で紹介しています!
アナザースカイで見せた「涙」と世間の冷ややかな視線
2026年2月放送の『アナザースカイ』。
そこで映し出されたのは、私たちが知る成功者としてのゆりやんレトリィバァではなく、15人の客席を前に涙を流す一人の挑戦者の姿でした。
番組のハイライトは、彼女が自腹で5ドルの参加費を払い、現地のコメディクラブで英語のネタを披露する場面です。
かつての賞レースクイーンが、アメリカでは「誰でもない新人」として扱われる過酷な現実が浮き彫りになりました。
この放送直後、仕事がないからがむしゃらなだけでは?やっぱりそんなに甘くはないでしょうといった冷ややかな意見が相次いでいます。
確かに、客席の反応が芳しくない映像を見れば、そう疑いたくなるのも無理はありません。
しかし、その涙は単なる「挫折」ではなく、日本での安定を捨てた彼女が直面すべき「通過儀礼」だったのです。
【英語力】「下手」という評価の正体
ゆりやんの英語力について「下手だ」と断定するのは早計です。
なぜなら、日常会話のレベルと「コメディで笑わせる英語」は全く別物だからです。
検証すると、彼女は渡米当初、英語が聞き取れず病院で「お尻に注射を……」というやり取りに全て「イエス」と答え、窮地に陥った失敗談を明かしています。
このエピソードだけを見れば、確かに日常会話すら怪しいという評価になるでしょう。
しかし、コメディの舞台は異なります。
文法が完璧でも、タイミングや表情が伴わなければアメリカの客は笑いません。
彼女は今、あえて完璧な英語を目指すのではなく、現地の文化に根ざした笑いの間を英語で構築するフェーズにいます。
実際、渡辺直美さんも渡米当初は「英語が下手」と叩かれましたが、今や現地の広告やメディアで重宝されています。
コメディアンに必要なのは正確な発音よりも、言語を超えたキャラの浸透なのです。
日本人視点の文法テストでは下手に見えても、現地では笑いを取るためのツールとして確実に進化を遂げているのが真実です。
アナザースカイに登場した振付師TAKAHIRO(上野隆博)の記事はこちら!
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【仕事の真実】「仕事がない」は演出か、現実か?
「仕事がない」という彼女の発言は、ある意味では事実ですが、キャリア全体で見れば壮大な仕込みの最中だと言えます。
確かに、現地のテレビ番組やラジオのレギュラーは現時点でゼロでしょう。
しかし、それは彼女が日本式のタレント業を求めていないからです。
事実は、彼女が水面下で映画監督として驚異的な実績を積み上げている点にあります。
構想5年、脚本・撮影・編集を自ら手掛けた初監督映画『禍禍女(まがまがおんな)』は、海外の映画祭で既に高い評価を得ています。
芸人が監督ごっこをしているという批判もありますが、彼女は演技レッスンにも通い、ゼロから映画制作のノウハウを吸収しています。
この「無職感」は、次なる飛躍のための意図的な「修行期間」であり、演出された悲劇ではありません。
目先の露出(ライブの成功)に苦戦しているのは事実ですが、映画監督という新たなカードを着実に揃えているのが彼女の現在地です。
【ビザの謎】LA滞在を可能にする「O-1ビザ(アーティストビザ)」の壁
なぜ仕事がない状態でも滞在が可能なのか。
その背景には、米国のビザ制度における「O-1B(通称:アーティストビザ)」の存在があると考えられます。
米国移民局(USCIS)の規定によれば、このビザを取得するには「その分野で国内外の大きな賞を受賞していること」などの厳しい基準があります。
ゆりやんさんの「R-1グランプリ」や「THE W」での優勝実績は、まさにこの基準を満たす「卓越した能力」の強力な証拠(エビデンス)となります。
また、このビザは特定の雇用主がいなくても、エージェントを介して「将来的な活動予定」を提出することで認可されます。
つまり、個別の出演依頼が今すぐ手元になくとも、コメディアンとしての修行や映画制作という活動目的そのものが、合法的な滞在の根拠として認められている可能性が高いのです。
※出典・法的根拠について: 米国移民局(USCIS)の規定によれば、O-1Bビザは「その分野でトップ数%に属すること」を証明する必要があります。
日本での賞レース連覇は、米当局が認める客観的な成功の証であり、これが彼女の滞在を支える法的資格(ステータス)の根拠となっています。
つまり、今の仕事がない状態は不法な滞在ではなく、エージェントを通じて認められた次なる成功のための準備期間なのです。
「今、何者でもない自分」を楽しむ覚悟
ゆりやんレトリィバァが体現しているのは、成功も高学歴もすべて一旦横に置くという圧倒的な覚悟です。
視聴者が抱く複雑な感情やシニカルな視線。
その正体は、私たちがしがみついている安定や肩書きを、彼女が軽やかに捨て去り、ゼロから挑んでいる姿に対する畏怖に近いのではないでしょうか。
日本のルーツやキャリアを否定するのではなく、それを実績という名のビザに変え、中身は再び新人として泥にまみれる。
このバランス感覚こそが、彼女を唯一無二の存在にしています。
今夜の放送で見せた彼女の涙は、決して英語が下手だから流したものではありません。
何者でもない自分として世界に挑む一歩を踏み出した、魂の産声だったのです。
アナザースカイに登場した振付師TAKAHIRO(上野隆博)の記事はこちら!


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