「また大山だ!」と、テレビの前で驚いた方も多いはず。
2026年に入り、TBS系『巷のウワサ大検証!それって実際どうなのにて、大山ハッピーロード商店街の老舗伊勢屋餅菓子店が異例の頻度で登場しています。
1月の生ドーナツ、そして2月のタコス。
なぜ今、この店にカメラが集中するのか?そこには、単なるグルメ紹介を超えた、街の大きな転換期が関係しているのかもしれません。
2026年1月・2月と続く『それって実際どうなの会』の大山ロケ。なぜ今、伊勢屋が選ばれるのか?
2026年の幕開けとともに、お茶の間を賑わせているのが大山の赤字の団子屋ですっかりおなじみになった伊勢屋さんです。
【事実:直近の放送実績】
- 2026年1月14日放送: 生ドーナツ検証の舞台として登場。
- 2026年2月4日放送: 早くも「タコス」企画での放送を確認。
※番組公式データベースおよび放送アーカイブより。
通常、同じ店舗をこれほど短期間に、しかも異なるメニューで紹介するのはバラエティ番組としては異例の展開だと思いました。
伝統的な和菓子店が生ドーナツやタコスといった最新トレンドに挑む姿は、単なる話題作りではなく、変わりゆく街に対する店の生命力の現れだと僕は感じています。
ではなぜこれほどロケが続くのか?
それは、後述する「事業認可期間」の区切りを前に、番組制作側も今の、アーケードがある状態での商店街の姿を映像記録として残そうとするアーカイブ意識が働いているからではないか、と推測できます。
ニュースが告げる「2026年3月」の期限と、アーケード解体の現在地。
華やかなテレビ放送の裏側で、今現在も行政の時計は着実に進んでいます。
【事実:補助第26号線(大山中央)の状況】
東京都の資料によれば、この区間の事業認可期間は「2026年(令和8年)3月31日まで」とされています。
※東京都建設局「事業評価検討会」配布資料より。
ネット上では2026年3月にすべて解体されるといった極端な言説も見られますが、一部報道(東京民報等)では「第2期工事(アーケード解体)は未定」と報じられている側面もあります。
つまり、明日からすべてが消えるわけではありません。
再開発事業において、認可期間の終了と実際の重機投入にはタイムラグが生じるのが一般的です。
しかし、認可期間の節目は契約や立ち退きの大きな区切りとなるため、街の風景が劇的に変わり始める予兆であることは間違いありません。
実際に現場ではその変化が着々と進んでいます。
移転先はどこ?「西新井」の噂と、知っておきたい伊勢屋の「暖簾分け」文化
現在、商店街の公式発表に移転先の記載はありませんが、僕の考えでは足立区の西新井へ移転するのでは?という憶測を立てています。
【なぜ「西新井」という地名が出るのか?】
板橋区内には伊勢屋という屋号の店が点在しています。
これらは資本系のチェーン店ではなく、江戸時代から続く暖簾分け(のれんわけ)という文化によって広がったネットワークです。
西新井にも歴史ある伊勢屋が存在します。
再開発という転換期において、同じ暖簾を掲げる親戚筋や、同系統の店舗があるエリアへ合流・移転するのではないかというような推測が、この具体的な地名の噂を生んだ背景にあるのですが、皆さんはどこの立ち退きに伴う移転にはどのような意見をお持ちでしょうか?
公式発表を待つのが筋ですが、こうした噂が出るほどに、この店が「大山の顔」として愛されている証拠だと言えるでしょう。
次があると思わずに。今、私たちが大山ハッピーロードへ足を運ぶ理由
ここまで、番組ロケの急増と再開発の事実を繋ぎ合わせてきました。
工事の具体的な着工時期が未定だからこそ、逆に言えばいつ、あの景色が失われてもおかしくないというフェーズに入っています。
『それって実際どうなの会』で紹介された生ドーナツやタコスの味を、まだアーケードの屋根がある今の場所で楽しむこと。
お店が立ち退いてしまった後にもしかするとパートの高原さんたちが作る総菜などがもう食べられなくなってしまうかもしれないのです。
「大山の伊勢屋」として記憶に刻める時間は、残りわずかです。
週末、テレビで見たあの賑わいの中に、あなた自身も混ざりに行きませんか?

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